猫の躾けにおいてぜひ守って欲しいのが、「どんなことがあっても叩いてはいけない」ということです。

それはどんなにちょっとのことでも、です。

つい、手が出そうになることもあるかもしれません。

 

ベッドでおしっこをする、爪研ぎで壁紙をぼろぼろにする、エサ皿や水の入れ物を暴れてひっくり返す、ぬいぐるみやクッションを噛み切って綿を出してしまう……こういったシーンに出くわして、ついカッとなって……ということは充分にありうることですが、グッとこらえて下さい。

 

そして、「身体の大きさ」について考えてみて下さい。

人間と猫の大きさの違い。

成猫の平均体重が約5kg。

成人女性の平均体重が約50kg。

約10倍ですね。

 

これが人間と、それよりも大きい動物だったらどうでしょう?

500kgの動物があなたを叩くと考えたら?

猫にとっては、「人間に叩かれる」というのはそれほどのダメージのあることで、また脅威なのです。

 

叩くふりをして、叩かない。これが躾け」という人も中にはいますが、一瞬でも猫が感じた恐怖はストレスに繋がります。

猫はストレスにとっても弱いデリケートな生き物で、これが原因で病気になったり、寿命が簡単に縮んでしまったりもします。

 

だからどうか、あなたのその手は、あなたの可愛い猫を優しく撫でてあげるためだけに使ってあげて下さい。

猫可愛がり、という言葉があるように、いっぱい愛情を注いであげればいいんです。

いたずら好きで、トイレにクセがある子もいます。

でも、それも猫の個性なんです。

 

あなたの元にやってきた子の性格なんです。

これも出会い、巡り会いだと思って、受け入れてあげてください。

猫も変わる生き物です。

 

もう絶対に治らないと思っていた困ったクセも、ある日突然治ることもあります。

でも、一緒に暮らしていればきっと大丈夫。

 

どんなクセを持っていても、「しょうがないなあ。でも、私のこの子が世界で一番可愛い!」と思えるようになるのは時間の問題ですから!